米ユナイテッド航空は26日、11年ぶりにタイ直行便に就航した。スワンナプーム国際空港では歓迎式典を実施。水の祝砲で初便を出迎えた。
タイ国政府観光庁(TAT)によると、ユナイテッド航空は、ロサンゼルス~バンコク(香港経由)路線を毎日運航。使用機材はボーイング787ドリームライナー。ポラリス・ビジネスクラス、プレミアムプラスクラス、エコノミークラスの計257席。
初便のUA820便は、24日23時15分にロサンゼルスを出発。26日11時25分にバンコクに到着した(香港経由)。復路のUA821便は、バンコクを16時55分に出発。20時25分にロサンゼルスへ到着した。
タイ直行便は、ユナイテッド航空とデルタ航空の運航停止を受け、2014年から途絶えていた。
TATのタパニー・キアットパイブール総裁は、「ユナイテッド航空の復活は、タイと米国の長年にわたる友好関係における重要な節目となる。両国の観光と経済の結びつきを強化し、タイでの有意義な体験を求める米国人旅行者の関心にも応えるものだ」と期待を示した。
今年1月1日から10月24日までのTATデータによると、タイを訪れた米国人旅行者は、前年同期比5%増の約80万人。年末までに109万人に達し、観光収入は620億バーツを見込んでいる。