ダイキン・インダストリーズ・タイランドの経営陣と労働組合は、労働当局の仲介で交渉を再開し、ボーナスや給与に関する5点で合意に達した。経営陣は6日8時から、交渉決裂により全従業員の雇用を一時停止していた。
プラチャータイなどの報道によると、3日間操業を停止していた東部ラヨーン県アマタ工業団地の製造工場は、今朝8時に通常の操業を再開した。
トリーヌット・ティアントン労働大臣は、8日13時から始まった労使交渉が9日0時30分まで続き、12時間の交渉を経て合意に達したと報告。合意は8日から1年間有効だという。労使が合意した5点は以下の通り。
・従業員全員に、給与7カ月分に加え、1万5000バーツ相当のボーナスを支払う(経営陣は5カ月分+1万2000バーツ提示)
・新年度の給与を3%増額(組合は6%要求)
・10年以上勤務した従業員への「特別報酬」を、金の装飾品から現金5万バーツに変更
・シフト勤務者に対する手当を、1日150バーツから160バーツに引き上げ
・ソンクラーンと新年の両方で、従業員に9日間の休暇を与える