日本政府観光局(JNTO)が15日発表した訪日外客数(推計値)によると、2025年9月に日本を訪れたタイ人旅行者は、前年同月比12.7%増の5万1300人だった。
JINTOによると、タイは経済の不透明感による海外旅行需要の低迷が見られるが、年末に向けて徐々に需要が上向く時期。バンコク~羽田・新千歳の増便などにより、訪日外客数は前年同月を上回った。
9月の訪日外国人旅行者数は、前年同月比13.7%増の326万6800人で、9月として過去最高を更新。同月として初めて300万人を超えた。また、9月までの累計は3165万500人で、過去最速で3000万人を突破した。
夏のスクールホリデーの直後で訪日需要が落ち着き、台風による航空便への影響も見られたが、訪日旅行の人気は高水準を維持。中国、台湾、インドネシア、インド、米国、ドイツを中心に訪日外客数が増加した。
国別では多い順に、中国77万5500人(前年同月比18.9%増)、韓国67万500人(同2.1%増)、台湾52万7000人(同12%増)、米国22万4700人(同17.1%増)、香港14万9500人(同12.2%減)。