タイ・バンコクで12月、福岡ソフトバンクホークスの山川穂高選手が直接指導を行う野球教室イベントが開かれ、現地在住の子どもたちが参加した。参加者は山川選手との触れ合いを通し、野球の楽しさや技術、挑戦することの大切さを体験した。
一般社団法人NB.ACADEMY(東京都渋谷区)によると、アジア地域の野球振興と、12月13日~20日にインドネシア・ジャカルタで開催予定の「第2回アジア甲子園大会」へ向けた取り組みの一環。
12月にバンコクサンダーベースボルで子どもたちを含む約150人が参加。山川選手は、バッティングや考え方・メンタル面のアプローチなどを指導した。
参加した子どもは、「守備の構えやステップだけじゃなく、バッティングのポイントも直接教えてもらえて、もっと練習したくなった。教えてもらったことを次の試合で試したい」と話した。保護者からは、「ここまで丁寧な指導を受けられる機会は本当に貴重。子どもが目を輝かせながら取り組んでいる姿を見て、野球がさらに好きになったことが伝わってきた。バンコクで野球がもっと広がってほしい」との声があった。
山川選手は「初めて海外で野球指導をしたが、国や言語が違っても野球を通じてしっかりと交流することができた。日本ほど野球の環境が整っていない面もあるが、その中でも『野球が好き』という気持ちが強く伝わり、子どもたちからパワーをもらった。今回の野球教室が、少しでも野球を楽しく続けるきっかけになれば嬉しく思う」と語った。