タイ民間航空局(CAAT)は、空港改善とサービスの質向上のため、11月からタイ空港公社(AOT)傘下6空港とトラン空港で、旅客サービス料(PSC:Passanger Service Charges)の値上げを検討している。
クルンテープ・トゥラキットの報道によると、CAATのマナット・チャヴァナプラヨーン空軍大将は、11月開催予定の次回CAAT理事会で、料金改定を提案すると明らかにした。追加収入は、空港施設の改善とサービスの質の向上に充てる。
6空港は、スワンナプーム、ドンムアン、プーケット、チェンマイ、ハートヤイ、チェンライの6国際空港。値上げは国際線出発便のみで、1人730バーツから735バーツに引き上げる。
空港局が管理するトラン空港のPSCも調整し、国際線料金を1人400バーツから425バーツに、国内線料金を1人50バーツから75バーツに引き上げる。
また、マナット氏はCAATに対し、タイ航空産業の競争力を強化するため、タイ国内で運航できる航空機の最大年数制限の解除を要請する。世界の航空業界は航空機不足で、メーカーが新規航空機の需要に対応できていないと指摘。
現行では、旅客機は製造日から16年以内、貨物機は22年以内、ヘリコプターは5年以内である必要があるが、CAATが承認した場合、良好な状態の航空機であれば、使用期限を超えても利用可能になる。