バンコク都(BMA)は4日、2026年の新年7日間、花火やロケット、スカイランタンの打ち上げを全面的に禁止する。火災リスクの軽減など、総合的な防災・減災計画の一環。
カオソッドなどの報道によると、チャッチャート・シッティパント都知事は4日、都庁で関係者とオンライン会議を開き、2026年の新年に向けた防災・減災計画について議論。災害防災軽減局が策定した「2026年新年祭期間中の防災運用計画」を各機関に伝達した。
計画の主な目的は、花火やスカイランタンの製造・保管・使用に伴うリスクの軽減と、被災者への迅速な支援。BMAは、ロケット、花火、スカイランタンの打ち上げを禁止する法令の発布を準備する。
BMAによると、近年、火災による死者数が増加。警報の遅延も原因の1つと考え、年末年始7日間の正月休み中、従来の監視センターの代わりに、24時間体制で稼働する各区役所とバンコク都の防災・減災指揮センターが連携して対応する。
また、年末年始の安全確保のため、アルコールの摂取を控えるよう都民に呼び掛けている。