中国当局は、タイで実施した最新の安全衛生基準検査で工場10件が不合格だったため、タイ産シロップとプレミックス砂糖製品の輸入を全面的に禁止した。タイの加工砂糖業界は、大規模閉鎖や解雇に繋がる可能性があると危惧している。
プラチャーチャート・トゥラキットの報道によると、タイ砂糖製品協会のトッサポン会長はこのほど、中国税関総署(GACC)によるシロップとプレミックス砂糖製品の一時輸出停止措置について言及。GACCは7月、職員をタイに派遣し、輸出向け工場10カ所を査察したが、GACCによる認証検査に合格した工場は無かったと述べた。
同会長は、「GACCはクリーンルームや殺菌室、衛生設備などを検査した。各工場は輸出解禁に向け、数千万バーツを投じて改善に取り組んだが、合格できなかった。損害は数十億バーツになる」と語った。
GACCは2024年12月10日から、タイ産シロップとプレミックス砂糖製品の輸入を停止していた。