ゲーム・エンターテインメントサービスのデジタルハーツホールディングス(東京都新宿区)は15日、アジア地域におけるローカライゼーションサービスの主要拠点となる子会社デジタルハーツ・バンコクを、10月中にタイ・バンコクに設立すると発表した。
同社によると、デジタルハーツグループは、ゲームの不具合検出を行うデバッグサービスを中心に、翻訳・LQA(Linguistic Quality Assurance:言語品質保証)などのローカライゼーションや、カスタマーサポート、マーケティング支援といったゲーム・エンターテインメントに関わるサービスを提供している。
近年、タイではゲーム人口が増加傾向にあり、タイ語のローカライズ需要が上昇。デジタルハーツ・バンコクでは、タイ語ローカライズへの対応と言語品質保証を中核事業とし、現地の言語や文化に精通したエンターテインメント人材によるサービスを提供。需要が拡大するアジア言語へのサービス提供を拡充する。
筑紫敏矢社長は、「アジアのゲーム市場は今後、さらなる拡大が見込まれており、その成長の中心の一つであるタイに新たな拠点を設立できることを大変嬉しく思う。今回の子会社設立を通じて、顧客のグローバル展開をこれまで以上に力強く支援していく」とコメントしている。