タイの首都バンコクで三菱地所が開発した、大規模複合オフィスビル「ワン・シティ・センター」が、24日にグランドオープンした。総事業費は約88億タイバーツ(約361億円)。総貸付面積は約6万1000平方メートルで、日系企業が手掛けたタイのオフィス開発物件として過去最大規模。
ワン・シティ・センターは、パトゥムワン区ルンピニエリアに位置。オフィス棟(地上61階建て)、商業棟(地上3階建て)の2棟構成。延床面積は約11万6000平方メートル。貸付面積は、オフィス向けが約5万7000平方メートル、飲食・小売り向けが約4000平方メートル。
オフィスビル高層階には、眺望を活かしたルーフトップバーやレストランが出店。敷地内と低層階には、広場空間や商業施設を整備し、タイ初出店の日系飲食店や、タイの人気フードコートを誘致した。共用施設には、コワーキングスペースや貸会議室もある。
三菱地所グループが、タイ国内でオフィス開発を手掛けるのは初めて。タイの不動産開発大手ライモンランドと共同で開発を進め、2023年3月に竣工していた。