東京建物タイランドは26日、タイの首都バンコクで、ラグジュアリークラスの分譲マンション開発事業「スティル・スクンヴィット20(STILL Sukhumvit 20)」に参画し、11月から富裕層向けの販売を開始したと発表した。
同社は東京建物のタイ子会社。東京建物によると、同事業はタイ大手不動産開発SC アセット社との共同事業。SCアセット社との共同事業は7件目。
同事業は、バンコクの商業集積地アソーク・プロンポンエリア(クローントゥーイ区)で開発。敷地面積3550平方メートル。延べ床面積3万4179平方メートル。鉄筋コンクリート造地上30階建て。総戸数124戸。2026年4月に着工し、2028年9月竣工予定。
専有部は、専用エレベーター(各フロア1戸専用)を備え、最高天井高3.5メートル、約85~400平方メートル超のプランを提供する。
共用部には216台分の自走式駐車場を完備。スカイプール、フィットネスジム、スパなど、国内外の富裕層が快適に暮らせるアメニティを提供する。
同社によると、タイでは観光業を中心とした経済成長に伴い、国内の富裕層や外国人の流入が増加。ラグジュアリークラスの住宅需要は、今後も拡大する見込み。東京建物の分譲マンション開発ノウハウと、SCアセット社の開発実績と富裕層向け販売ネットワークを生かし、事業創出と拡大を目指す。