十三代目市川團十郎の襲名後初となる海外歌舞伎公演が、タイ・バンコクのムアンタイ・ラチャダライ劇場で13日~14日開催する。タイ公演は29年ぶり。
在タイ日本国大使館が後援。公演では、日本最古の歴史書である「古事記」から、「素戔嗚大蛇退治」を上演。十三代目市川團十郎白猿が演じる素戔嗚(すさのお)が、八岐大蛇(やまたのおろち)を退治する物語を取り上げて創作された舞踊で、火を司る火之迦具土神から力を授けられた素戔嗚が大蛇退治を遂げるまでを描く。
市川團十郎の襲名後初の海外公演は、4月25~26日にバンコクで開催予定だったが、ミャンマー大地震の影響で延期となっていた。
同大使館は、「歌舞伎は映画『国宝』にも描かれたように、深遠で華麗なる世界。豪華絢爛な衣装や、感情を鮮やかに表現する化粧、熱気を高める生演奏、俳優が全身で表現する力強い『間』と『力』が、観客を一瞬で物語へ引き込む。400年以上の歴史を持つ圧倒的な力と純粋な美を、生の舞台で体感して」としている。
チケット価格は5000/4000/3000/2000バーツ。公演日時は13日:15~17時/17~19時、14日:16~18時。チケット販売予約はタイ・チケット・メジャーで。