11月のタイ消費者物価指数(CPI、430品目、2019年=100、速報値)は前年同期比0.95%増の108.47で、上昇率は3カ月ぶりの高水準となった。ディーゼル燃料と食品・飲料の価格上昇が影響した。
プラチャーチャート・トゥラキットの報道によると、タイ商務省貿易政策・戦略事務局(TPSO)のプーンポン局長は、生鮮食品とエネルギーを除いたコアインフレ率が同0.8%上昇し、10月の0.77%増加から加速したと述べた。
1~11月の平均CPIは前年同期比0.32%上昇した。
同省は12月のCPIが1.2~1.3%上昇すると予測。南部で発生した供水の影響で、同地域のディーゼル価格がさらに高騰し、野菜価格も他地域と比べて値下がりしない見込み。
同省は2024年通年のCPIを0.2~0.8%増と予測している。
2025年のCPIは、タイ経済と観光業の回復とディーゼル価格の上昇により、0.3~1.3%増と予測。政府の1万バーツ給付政策により、
世界132経済圏の10月CPIで、タイはインフレ率が23番目に低く、東南アジア8カ国(タイ、ブルネイ、マレーシア、インドネシア、フィリピン、シンガポール、ベトナム、ラオス)中で2番目に低かった。