タイの首都バンコクと近隣県では8日午前、大気汚染物質PM2.5の数値が上昇し、16カ所で安全基準を超えた。気象庁は、PM2.5によるスモッグが16日まで首都圏に留まると予報している。
タイラットの報道によると、バンコク都公式フェイスブックは8日午前5~7時頃の観測結果を公表。PM2.5は1平方メートル当たり22.6~46.7マイクログラム(mg)、バンコクの平均値は同32.9mgで、安全基準(同35mg)を超えたのは16カ所。
公害管理局によると、午前11時時点で安全基準を超えた都県は、バンコク都の一部とナコーンパノム県(46.1mg)、ノンタブリー県(45.9mg)、サムットプラーカーン県(37.9~46mg)、サムットサーコーン県(38.3~53.4)。
バンコク首都圏以外では、カンチャンブリー県で全国最高値の58.8mgを記録した。
バンコク都内の最高数値は以下の通り。ノーンケーム区(ペットガセーム81):46.7mg、サムパンタウォン区:44.7mg、サートーン区(セイントルイス通り):43.3mg、タウィーワッタナー区:42.5mg、トンブリー区:41.7mg、パーシーチャルーン区(ペットガセーム36付近):41.5mg、バーンラック区:41.3mg、バーンコークヤイ区:41.2mg、バーンボーン区:40.5mg、クローンサーン区:39.9mg、バーンプラット区:39.1mg、タウィーワッタナー区(サナームルワン2入口):39.1mg、ポーンプラープ区(NESDC本部前):38.7mg、ラートブーラナ区(区役所):38.4mg、タリンチャン区(プッタモントン1通り):38.1mg、トゥンクル区(トンブリーロム公園):37.8mg。