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　タイ北部チェンマイ県の観光業者は、大気汚染物質PM2.5の影響で、国内線の予約数が大幅に減少し、目標を下回っていると不満を漏らしている。

　マティチョンの報道によると、チェンマイ観光業界の情報筋は9日、国際線は満席状態だが、国内線の予約は半減したと述べた。チェンマイの深刻な大気汚染の影響で、チェンマイ観光を控える人が多いという。ソンクラーン期間中の航空券とホテルの予約率は、通常6～7割まで上昇するが、伸び悩んでいる。

　最新の入国情報によると、香港～チェンマイ線は満席状態。欧米の旅行者はまずバンコクへ赴く人が多く、またタイ人は直前に旅行を決める傾向があるため、ソンクラーン期間中にチェンマイを訪れる旅行者の増加を注視する必要がある。

　一方、国内旅行より海外旅行を選択する一部タイ人の需要などを反映し、航空券価格は国際線が高額になっている。国内線価格は下落傾向で、チェンマイ線は平日片道航空券が約1000バーツ下落の約2000バーツ、往復航空券が約2000バーツ下落の約6000バーツになっている。

　チェンマイ県のツアー会社の関係者によると、大気汚染の影響で、欧米の旅行者からチェンマイ観光が可能かどうかの問い合わせが多数あり、ツアー会社も状況に合わせて観光スケジュールを変更するという。