タイ商務省外国貿易局(DFT)の発表によると、8月の国境貿易額は前年同月比16.2%増の1549億8700万バーツで、5カ月連続で上昇した。輸出額は同18.4%増の880億5300万バーツ、輸入額は同13.4%増の669億3400万バーツ。貿易黒字は211億1900万バーツ。
プラチャーチャート・トゥラキットの報道によると、1~8月の国境貿易額は前年同月比7.1%増の1兆2253憶7100万バーツ。輸出額は同6.2%増の7094憶5900万バーツ、輸入額は同8.4%増の5159憶1300万バーツで、貿易黒字は1935億4600万バーツ。
8月の隣国4カ国との国境貿易は、前年同月比15.1%増の836億9900万バーツ。輸出額は同7.9%増の486億3500万バーツで、5カ月連続で上昇した。輸入額は同27%増の350憶6400万バーツ。貿易収支は135億7100万バーツの黒字だった。
貿易額トップはマレーシアで同20.7%増の285憶8900万バーツ。次いでラオスが同12.8%増の231億4300万バーツ、ミャンマーが同16.5%増の175億3000万バーツ、カンボジアが同7.3%増の144億3600万バーツ。
主な輸出品はディーゼル燃料24億7300万バーツ、その他の精製油15億700万バーツ、パソコン関連機器14億8200万バーツ。
同局のノッパドン副局長は、タイのエネルギー製品に対する近隣諸国の需要は拡大していると述べた。粉ミルクなどの生活用品は前年同期比24.8%増、ノンアルコール飲料は同3.4%増、生鮮ドリアンは4.6%増加した。
1~8月の近隣4カ国との国境貿易は、前年同期比5.4%増の6599億1700万バーツ。輸出額は同3.4%増の4047億1700万バーツ、輸入額は同8.8%増の2552憶バーツで、貿易収支は1495憶1700万バーツの黒字だった。
8月の隣国を経由した第三国との貿易(通過貿易)は、前年同月比17.5%増の712億8900万バーツ。輸出額は同34.6%増の394憶1900万バーツ、輸入額は同1.5%増の318億7000万バーツ。
貿易額トップは中国で同18.1%増の417億8600万バーツ。次いでシンガポールが同26.2%増の91億5400万バーツ、ベトナムが同61.8%増の65億4100万バーツ。
主な輸出品は生鮮ドリアン79億4100万バーツ、ハードディスクドライブ64億5900万バーツ、天然ゴム(TSNR)は40億9100万バーツ。
1~8月の通過貿易は前年同月比9.1%増の5654億5400万バーツ。輸出額は同10.1%増の3047億4100万バーツ、輸入額は同8.0%増の2607億1300万バーツ。貿易収支は440億2800万バーツの黒字だった。
1~8月の通過貿易のドリアン輸出は、同7.1%増の852憶8100万バーツ。主要市場は中国で同7%増の851億8000万バーツだった。