タイ商務省外国貿易局(DFT)の5日発表によると、7月の国境貿易額は、前年同月比21.7%増の1581億100万バーツで、4カ月連続で上昇した。輸出額は同15.5%増の870億8900万バーツ、輸入額は同30.2%増の710億1100万バーツ。貿易黒字は160億7800万バーツだった。
プラチャーチャート・トゥラキットの報道によると、1~7月の国境貿易は前年同期比5.9%増の1兆703億8400万バーツ。輸出額は同4.7%増の6214憶500万バーツ、輸入額は同7.7%増の4489億7900万バーツで、貿易黒字は1724億2700万バーツ。
DFTのラナロン局長は、ディーゼル燃料などのエネルギー製品や、ゴム・ゴム製品への強い需要により、貿易が拡大したと説明。特にマレーシアや中国、日本、韓国からのゴム製品の需要増加が、輸出の大きな原動力になっていると述べた。
7月の隣国4カ国との国境貿易は、前年同月比14.4%増の827億4800万バーツ。輸出額は同12.2%増の506億3100万バーツ、輸入額は同18.0%増の321億1700万バーツで、貿易黒字は185億1400万バーツ。
貿易額トップはマレーシアで、同32.9%増の302億2800万バーツ。次いでラオスが同12.3%増の219億4100万バーツ、ミャンマーが同14.0%減の157億2100万バーツ、カンボジアが同26.2%増の148億5900万バーツだった。
主な輸出品は、ディーゼル燃料28億7000万バーツ、通信機器部品20億9900万バーツ、精油油14億6400万バーツ。
2024年1~7月の近隣4カ国との国境貿易は、同4.2%増の5762億1800万バーツ。輸出額は同2.86%増の3560億8300万バーツ、輸入額は同6.4%増の2201億3600万バーツ、貿易黒字は同1359億4700万バーツだった。最大の貿易相手国はマレーシアで、ラオス、ミャンマー、カンボジアが続いた。
7月の隣国を経由した第三国との貿易は、前年同月比30.7%増の753億5300万バーツ。輸出額は同20.3%増の364億5900万バーツ、輸入額は同42.3%増の388億9400万バーツ。中国向けが最も多く、同24.6%増の437億3400万バーツ。次いでシンガポールが同29.8%増の85億1500万バーツ、ベトナムが同31.1%増の74億7000万バーツだった。
主要輸出品は、生鮮ドリアン97億4000万バーツ、天然ゴム(TSNR)40億7200万バーツ、ハードディスクドライブ31億8400万バーツ。
1~7月の隣国を経由した第三国との貿易は、前年同期比8.0%増の4941億6600万バーツ。輸出額は同7.2%増の2653億2300万バーツ、輸入額は同9.0%増の2288億4300万バーツ、貿易黒字は364億8000万バーツ。貿易額は中国が最も多く、次いでシンガポール、ベトナムだった。