愛三工業(愛知県大府市)はこのほど、タイ東部チョンブリー県に燃料ポンプモジュール生産工場を新設し、9月26日に開業記念式典を行った。
同社によると、デンソーから譲渡された、燃料ポンプモジュール(FPM)事業の現地生産化を推進する取り組みの一環。敷地面積は約1万574平方メートル。鉄骨造1階建てで、床面積は5368平方メートル。燃料ポンプモジュールを生産する。
同社は、ASEANを最重要地域の一つに位置付け、積極的な拡販戦略を展開。高い生産効率と安定供給により、タイをはじめとするASEAN地域の需要に対応するとしている。
同社のタイ拠点アジアン・コーポレーション・アジアパシフィック(ACP:Aisan Corporation Asia Pacific Limited)は、2011年12月に販売拠点として設立。2022年9月、デンソーからFPM事業を譲渡され、燃料系製品事業のグローバル展開を加速し、同事業で世界シェア首位(37%)を達成した。