タイで大戸屋を展開するセントラル・レストランツ・グループ(CRG)は、健康に重点を置いた新メニューが特徴の「大戸屋特選」と、タイ初のカニしゃぶなどを提供する「大戸屋OKI」の新ブランドを立ち上げた。
プラチャーチャート・トゥラキットの報道によると、同社のアジアン・キュイジーヌ・グループのシニアアシスタント・マネージング・ディレクター、ティラワット・レルティラパン氏は、タイ国内の日本食レストラン市場は引き続き着実に成長すると述べ、2025年末までに前年比3%拡大すると予測した。
新規参入企業が多く、競争が激しい一方、品質の高さや新体験への需要が高く、プレミアム分野には大きな成長の可能性があるという。
同氏は、大戸屋を本格高級店に変革するため、「大戸屋特選」と「大戸屋OKI」の新ブランドを立ち上げると述べ、ブランドイメージと顧客体験を強化し、競争が激化する日本食レストラン市場で差別化を図ると説明。
「大戸屋特選」のブランド名には、最高なものを選択して独創的な食事体験を提供するという意味が込められ、前菜からデザートまで健康的な新メニュー8品を含むプレミアムセットメニューを用意。
目玉メニューは、和風鮭粥(499バーツ)、ねぎとろハンバーグ特選セット(599バーツ)、焼きしまホッケ特選セット(679バーツ)、すき焼きA5和牛特選セット(759バーツ)など。
現在はセントラル・ワールドとセントラル・ピンクラオに出店中だが、2025年末までに、「大戸屋特選」を10店舗以上に拡大する方針。
「大戸屋OKI」は、9月26日にセントラル・ピンクラオでオープン。3年以内に最低5店舗の出店を目指す。