タイの商業施設開発大手セントラル・パタナ(CPN)は、国内最大のミニカー・コレクション展示会「タイランド・ダイキャスト・エキスポ2025」を、7月19~20日、バンコクのセントラル・ラープラオ(チャトゥチャック区パホンヨーティン通り)で開催する。
プラチャーチャート・トゥラキットの報道によると、展示会はグランプリ・インターナショナルとバンコク・ホットロッドと共同開催。1日当たり1万人以上が来場する見込みで、1日当たり1700万バーツの売上げを目指す。会場は5階BCCホール。
CPNの最高マーケティング責任者のナッタキット・タンプーンシンタナ氏は、国内で急成長しているコレクター向けミニカーモデルの人気の高まりに対応した展示会を開催すると話した。タイ初のニミカーとプレミアムコレクターズアイテムの大規模イベントで、世界トップクラスのブランドとアイテムが一堂に会するという。
参加ブランドは、BMC、Dモデル、Inno64、Poprace、Top Secret Thailand、Xcartoysなど。希少な限定版モデルや、展示会のために特別に製作したタイ特別版もお目見えする。
市場調査会社のグランド・ビュー・リサーチによると、世界のコレクター向け玩具市場は年間平均7.8%成長。特にダイキャスト製ミニカー分野は、女性や子ども、若者へ市場基盤を拡大しつつあるため、展示会がファン層を広げる機会になるという。
主要来場者は、男性が75%、年齢層は、購買力の高い25~34歳が30%、35~44歳が40%で、平均1.5時間滞在し、1人当たり平均1700バーツを支出する見込み。
ナッタキット氏は、「セントラル・ラープラオをタイのコレクターの拠点にすることが目標だ」と話している。