デザイナーズブランドのユーズドセレクトショップ「ラグタグ」は16日、タイの首都バンコクの大型商業施設ワン・バンコク(パトゥムワン区ルンピニー地区ウィッタユ通り)に、海外1号店をオープンした。
ラグタグを展開するワールド(東京都港区)によると、バンコクを訪れた観光客向けの販売戦略も視野に入れ、「ラグタグ」の認知を広げる狙い。今後は、アセアン市場全体で早期に事業基盤を確立する。
今年1月に設立したワールドとサハ・グループの合弁会社ワールド・サハ (タイランド)が運営を担う。オンライン販売も開始し、日本のラグタグでも利用者が多い店舗取り寄せ機能などのサービスを提供。実店舗との連携を強化する。
ワン・バンコク店の開業に向け、ワールドは経営人材を派遣。子会社のティンパンアレイが、現地での店づくりや、販売ノウハウの人材育成を進めた。また、サハ・グループのネットワークを活用し、物流管理やラグジュアリー商材の仕入れを強化。充実した品揃えを実現したという。
店舗内装は、ワールドグループで商業施設や高級ホテルのデザインを手掛けるアスプルンドが担当。スタイリッシュで開放的な空間を創り出した。