オーガニック化粧品のエイビイエス(静岡県静岡市)は、愛媛県立長浜高等学校・水族館部「チームニモ」との共同研究で開発したクラゲを傷付けずに人を守る日焼け止め「JELLYS GUARD(ジェリーズガード)」シリーズから新商品「JELLYS GUARD SUNSCREEN PLUS(ジェリーズガード サンスクリーン プラス)」を2025年5月2日(金)に発売した。
同社によると、新商品は紫外線吸収剤不使用で、タイやハワイ、パラオなど紫外線吸収剤規制国でも使用可能。ウォータープルーフ処方でマリンスポーツにも最適だという。
同商品は、マグネシウムイオンとカルシウムイオンを独自の比率で配合し、クラゲの毒針「刺胞」の発射を抑える世界初の処方を実現。愛媛県立長浜高校・水族館部「チームニモ」が解明した“共生の仕組み”を応用し、実験結果をもとに開発した。
研究のきっかけは、「なぜクマノミはイソギンチャクに刺されないのか?」という、ある高校生の素朴な疑問。愛媛県立長浜高校水族館部「チームニモ」は、学校の理科室を拠点に地道な観察と検証を重ね、「カクレクマノミの体液に含まれるマグネシウムイオンがクラゲの刺胞発射を抑制している」ことを発見。研究成果は多数の科学コンテストで表彰を受け、特許(第7422374号)として登録された。