タイ・スマイル・バスは1日、乗車賃が10バーツの格安電動(EV)バス「オレンジEVバス」をお披露目した。11月6日から10路線で60台を運行する。プラチャーチャート・トゥラキットが報じた。
タイ・スマイルグループのクルフォンファット最高経営責任者は、今年3四半期までのバス事業について、継続的に拡大していると述べた。運行は123路線で、バス車両台数は昨年の800台から2200台以上に増え、利用者数も1日当たり平均30万人まで増加。4路線では24時間運行も実施している。
また、チャオプラヤー川で旅客船を運航するグループ会社のタイ・スマイルボートは、全長19メートル級の電動旅客船を9隻導入し、全35隻体制になると発表した。アーバン・ラインとシティ・ラインに導入し、需要に応じてメトロ・ラインにも追加する予定だ。
スマイルバスの長期経営計画では、運行路線から船や鉄道への乗り継ぎサービスを検討。2024年はバス車両を3100台まで増やし、1日平均50万人が利用すると予測した。
またバス運行に関して、「乗客の乗降時にバス停に停車しない」「右車線を走行する」などの苦情を受けていることを認めた。同社は、運転手の教育センターを設置し、高水準のサービスを提供するとしている。