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　日野自動車（東京都日野市）のタイの生産子会社である日野モータース・マニュファクチャリング・タイランド（サムットプラーカーン県サムロン、以下 タイ日野製造）は26日、アセアンにおけるトラック・バスの生産・開発拠点として、「日野スワンナプーム ものづくりセンター」を開所したと発表した。

　タイ国内の商品企画や開発、生産機能を集約してアセアン地域で拡大する需要に対応し、商品化・生産供給を現地で一貫して行う。タイの現地従業員の商品開発技術や専門スキルの向上を目指し、教育も行う。

　「ものづくりセンター」は、サムットプラーカーン県バンボー郡のアジア工業団地（スワンナプーム国際空港から約20km）に開所。敷地面積は40万平方メートル、総事業費は35億6000万バーツとなっている。

　開所式典には、サムットプラーカーン県知事のスパミット・チンナスリ氏、トヨタモータータイランド社のソムキッド・プラディカムジョーンチャイ副社長、三井物産モビリティ第一本部長の常世田円（とこよだ　まろし）氏らが出席。

　タイ日野製造のチャイヤン・ニムヌアンポング社長は、「環境に配慮した最新技術を駆使し、カーボンニュートラルな工場を目指す。将来的に、アセアン地域の日野従業員のためのトレーニングセンターを設置する予定だ」とコメントした。