ブリヂストンは27日、タイ・ブリヂストン(TBSC)のランシット工場(中部パトゥムターニー県)でのタイヤ生産を終了したと発表した。中期事業計画(2021~2023年)に基づく生産拠点再編の一環。
同社は27日、ランシット工場が担っていたトラック・バス用ラジアルタイヤの生産(日産約2100本)を、ブリジストン・タイヤ・マニュファクチュアリング(タイランド)のチョンブリ工場に集約。2022年6月末には、乗用車用ラジアルタイヤの生産(日産約2280本)を、ノンケー工場(中部サラブリー県)に集約していた。
同社は再編について、「競争優位確保につながる最適な供給体制を検討した結果」とし、
「これまでランシット工場を支えてくださった従業員・地域社会の皆様に心から感謝します」とコメント。今回のタイヤ生産終了で影響を受ける従業員・地域社会に対しては、「その影響が最小限になるよう十分考慮したうえで、各種法規制や労働協約に従って適切に手続きを進めています」としている。
ランシット工場は1967年設立。従業員数は1070人(2023年9月末時点)。