タイ警察は16日、政府職員が人身売買組織に捜査情報を提供し、注意するよう警告していた証拠を発見したと発表した。特別作戦部隊は13日、バンコク都の住宅を捜索し、5歳から28歳のミャンマー国籍の女性8人を救出。人身売買容疑で4人を逮捕していた。
公共放送PBSの報道によると、捜査当局は13日、バンコク都サパーンスーン区ラームカムヘーン地区の住宅2軒を捜索。5歳~28歳のミャンマー国籍の女性8人を救出した。8人のうち6人は12歳から18歳の少女。現在、社会開発・人間安全保障省が保護している。
当局は、住宅から脱出した被害者からの情報提供を受けて捜索。報告書によると、被害少女らは夕方から朝方まで、カオサン通りや娯楽施設、レストランなどの観光地で花や飲食物の販売を強要されていた。一部の少女には傷跡があり、熱したスプーンを押しつけるなどの暴行を受けていた。
また、容疑者の携帯電話から、政府関係者とみられる人物とのLINEメッセージを発見。当局がカオサン通りを視察する日時などを犯罪組織に情報提供し、被害少女らの移動を手助けしていた可能性がある。
報告を受け、内務省は公共部門汚職対策委員会(PACC)と連携し、公務員の不正行為に関する調査を指示した。
捜査当局によると、容疑者らは、被害者らをミャンマーからタイ北部ターク県メーソート郡に入国させ、車でバンコクへ移送した。検問所を通過する際、タイ語で会話ができない被害者には眠っているふりをするよう指示したという。