タイ工業連盟(FTI)の発表によると、2026年9月の産業景況感指数(TISI、100以上で好感)は、前月の9月のTISIは前月比89.7から90.70に上昇。電気料金の引き下げや年末商戦に向けた受注増加が支えた。
カオソッドの報道によると、電気料金の1ユニット当たり3.95バーツから3.89バーツへの引き下げや、年末商戦に向けた受注増加が要因。特に加工食品や家具、ファッション、ライフスタイル製品への需要か増加している。
一方、バッテリー式電気自動車(BEV)の販売台数は、今年1~8月で前年同期比100.8%増加。プラグインハイブリッド電気自動車(PHEV)も35.3%増加した。人工知能やデータセンターへの投資に加え、政府の経済刺激策「タイ・ヘルプ・タイ・プラス」も需要を押し上げた。
だが、中部と東部で発生した洪水により、工場と原材料輸送、サプライチェーンに影響が出ている。9月のディーゼル燃料の平均価格は前月比7.3%上昇。1リットル当たり40.28バーツに達した。オーストラリア向け輸送コストは63%上昇し、輸出業者のコスト負担が拡大。輸入消費財が8.3%増加したことで価格競争が激化し、中小企業に影響が出ている。
3カ月後予測は、前月の97.0から97.70に上昇。米中貿易摩擦の緩和や、洪水後の住宅再建に向けた建築資材や電気製品の需要増加、「タイ・ヘルプ・タイ・プラス」の再開が要因。洪水や中東戦争、ロシア・ウクライナ戦争の影響に注視する必要がある。