LINEヤフーは、9月1日の「防災の日」に合わせ、コミュニケーションアプリ「LINE」の利用者が多い日本・台湾・タイで、「防災に関する意識調査」を実施した。不安に感じる災害は、日本・台湾は「地震」、タイは「洪水」が最多だと明らかになった。
同社によると、「LINE」は2011年の東日本大震災をきっかけに、大切な人と連絡を取り合えるコミュニケーション手段を目指して誕生。現在、日本と台湾、タイで利用者が多く、2026年6月末時点の月間アクティブユーザーは、日本1億人(人口の約81%)、台湾2200万(同約95%)、タイ5400万(同約82%)。
同社が発表した調査結果によると、「不安に感じる自然災害」では、日本:地震88.8%、台風51.0%、豪雨(大雨)43.8%。台湾:地震85.2%、台風61.9%、干ばつ・水不足51.7%。タイ:洪水76.7%、地震70.2%、干ばつ・水不足54.3%。
「自然災害に対する備えや対策」について、日本では「備えや対策をしようと思っているが、していない」との回答が45.5%、「備えや対策はしているが、十分ではない」が42.6%。台湾ではそれぞれ41.9%、39.0%、タイでは30.5%、44.5%だった。
2つを合わせた、「備えの意識はあるが、対策が十分ではない・できていない」の割合は、日本88.1%、台湾81.0%、タイ75.0%となり、すべてで7割半以上になった。一方、「しっかりと対策できている」と回答した割合はタイが最多で、日本5.5%、台湾6.0%、タイ16.0%だった。
具体的な備えでは、日本では「非常用の水や食料、日用品の備蓄」が72.8%と最多。台湾でも72.5%と最も多い回答だった。タイでは「災害状況のニュースの確認」が74.4%で最も多く、次いで「非常用の水や食料、日用品の備蓄」が69.7%。「災害状況のニュースの確認」は、日本46.0%、台湾60.3%で、タイが3カ国の中で最も高い結果となった。
「家族や大切な人との連絡方法・安否確認方法の確認」は、日本39.1%、台湾61.4%、タイ45.3%となり、台湾では6割以上で、日本・タイと比べて高い割合となった。
備えや対策を始めたきっかけは、「自然災害のニュースを見たとき」が各国で最多で、日本53.5%、台湾63.0%、タイ68.9%だった。また、日本とタイでは「身近で自然災害が発生したとき」が2番目となり、災害に関するニュースや実際の災害に接することが、防災について考えたり、行動を始めたりするきっかけとなっていることがうかがえた。
災害関連の偽・誤情報を見聞きした経験は、日本42.6%、台湾55.0%、タイ66.7%。見聞きした内容では、3カ国全てで「被害状況に関する情報」が最も多く、日本64.2%、台湾64.1%、タイ62.9%と6割以上だった。
調査は、2026年8月4日から8月6日の期間、日本・台湾・タイに住む18〜69歳のインターネットユーザー各420人(計1260人)を対象に実施した。