長距離無人航空機の研究開発ベンチャーのテラ・ラボ(愛知県春日井市)は4日、タイ国防省傘下の国防技術研究局(Defence Technology Institute:DTI)と、「無人航空システムを活用した災害対応・安全保障分野における協力(Disaster Management and Security Cooperation using Unmanned Aerial Systems)」に関する協定(MOU)を締結した。両者は、防災・安全保障分野での無人航空システム(UAS)の活用促進に向け、共同検討と実証に関する協力を進める。
同社によると、両者は協定に基づき、同社が開発する垂直離着陸型無人航空機「TerraDolphin VTOL」を活用した実証候補地の検討や、運用体制の構築、関係政府機関との連携に向けた協議を進める方針。
具体的な取り組みとして、タイ中部ラーチャブリー県のポーターラーム飛行場で、「TerraDolphin VTOL」を活用した実証試験を計画。同飛行場には、高度2000メートルまでの空域を活用した飛行試験環境があり、長距離飛行性能や広域観測能力、運用体制を検証する予定。
同社は、防災・安全保障分野の技術検証を進め、ASEAN地域への展開の可能性も共同で検討するとしている。
両者は、6月3日から5日に幕張メッセで開催された国内最大規模のドローン展示会「第11回ジャパン・ドローン2026」で協定を締結。一般社団法人安全保障ビジネスイノベーション協会(SBIJ)が立会った。