タイのアイスクリームブランド「Hawell’s(ハウェルズ)」は、創業者が出家する準備を進めているため、土地や工場、ブランド、店舗、レシピを含む1億6500万バーツ相当の資産を売約すると発表した。
プラチャーチャート・トゥラキットなどの報道によると、同ブランドを展開するハウェルズ・インターナショナル社のシリポン会長は、「世俗の生活を捨てる準備をしている」と公式フェイスブックで明かし、ブランドを引き継ぐ後継者を探していると投稿。
売却する資産は、バーンブアトーンの土地7ライ(1億バーツ)、事務所・工場・機械設備・工場許可書(4000万バーツ)、ハウェルズ・アイスクリーム&ファストフード店舗(600万バーツ)、ハウェルズの商標、37年間のノウハウ、全てのアイスクリームのレシピ。紹介料として500万バーツも支払う。
シリポン氏は、1999年にハウェルズを創業。セントラル・ピンクラオに1号店をオープンし、3年間で22店舗まで拡大した。だが、大手ライバル企業が商業施設と独占交渉し、競合企業の支店開設を阻止。シリポン氏もさらなる支店開設を目指して商業施設と交渉したが、進展が無い状態。セントラル・ピンクラオ店は2014年に閉店した。
2023年、中部ノンタブリー県に初の独立型店舗をオープンし、現在も営業中。シリポン市は、年間売上高90億バーツを目標にした新事業を計画しており、事業を実行できる人材を探している。
またシリポン氏は、ブランド売却の決断について、「最も重要な理由は、私と家族に残された時間が残り2年間だから」と説明。シリポン氏は仏教本の著者でもあり、公演活動も行っている。2年以内に僧侶として出家し、瞑想修行のために森に入る計画。その後は妻や子どもを含む全ての人と連絡を断つつもりだという。