タイ東部チャンタブリー県のカオ・ソーイ・ダーオ野生動物保護区(46万ライ)では、野生のゾウ91頭が人間の居住区域に迷い込み、地域住民の生活や畑に深刻な影響が出ている。
カオソッドの報道によると、最近、野生のゾウ91頭が指定区域外に迷い込んでいるのが見つかった。上院天然資源環境委員会のチーワパップ委員長らは同保護区を訪問。ゾウを追い払うため、対応チームの活動を強化するよう指示した。
地元議員のロサリン氏は、トウモロコシの植え付け時期などに、ゾウがエサを探して村人の所有地に侵入し、家の中で住民を襲ったり、夜間にゴムの樹液を採集している村人を負傷させたり、頻繁に事件が発生していると指摘。「ゾウは群れで侵入するため、追い返すのが困難だ。警備隊員の人員が足りず、寝ずに働かなければならない」と述べた。
野生のゾウによる被害の補償にも課題がある。現在は、複雑な手続きが必要で、補償までに遅れが生じている。同保護区では補償金400万バーツが未払いだという。一方、一部の村人は、ゾウの侵入を防ぐため、違法に電気柵を設置。昨年末には野生のゾウ3頭が死亡する事故も発生した。