タイのシーハサック・プアンゲートゲーオ外務大臣は、カンボジア・ポイペトの詐欺拠点でサムットプラーカーン県出身のタイ人男性が暴行を受け死亡した事件を受け、在プノンペン・タイ大使館に調査を指示した。
公共放送PBSの報道によると、シーハサック外相は、外務省が男性の遺体をタイへ送還するための予算を割り当てたと述べた。
死亡した男性は、ポイペトのコールセンター詐欺拠点のビル6階で、鉄の棒での暴行と高電圧の電気ショックを受けた後に死亡したとされている。パンガー県出身のタイ人女性も、同ビルで拷問を受けて死亡した。
在外タイ人支援団体の情報によると、同ビルではロマンス詐欺を専門とした拠点。カンボジアでコールセンター詐欺に関与し、死亡情報を確認したタイ人は直近3カ月間で最低11人。このうち3人の遺体はタイへ送還されたが、残り8人は調査中。