タイ労働省は7日、国内に滞在するカンボジア人労働者が、8月25日時点で49万534人に減少したと報告した。タイとカンボジアの武力衝突発生前の5月時点では51万人だった。
カオソッドの報道によると、カンボジア労働者の内訳は、専門知識・技術を活用するために就労許可証を得て入国した676人と、肉体労働に従事する48万9858人。肉体労働者は、契約に基づく労働者が16万2015人、日雇い・季節労働者が2万7017人、閣議決定に基づく労働者が30万826人。
一方、武力衝突前の5月時点の労働者数は51万2207人。専門知識・技術を活用して就労許可を得ていたのは765人。肉体労働に従事していたのは51万1442人で、そのうち契約に基づく労働者は18万3704人、日雇い・季節労働者は2万2297人、閣議決定に基づく労働者は30万5441人。
同省はまた、タイとカンボジアの国境封鎖により、カンボジア労働者の中で最も多い日雇い・季節労働者が帰国したと指摘。多くは農業や畜産業に従事していたという。
同省は、帰国したカンボジア人労働者の代わりに、ラオスやミャンマー、ベトナムの労働者を雇用する方針。