タイ当局は8日、職を求めて不法入国したカンボジア人50人超を東北部サケーオ県で逮捕した。
クルンテープ・トゥラキットの報道によると、軍の東部部隊は、地元情報筋から不法入国者の情報を受け、同県アランヤプラテート郡グッドヒン村付近を調査。カンボジア人労働者50人(男33人、女17人)を拘束した。全員が疲れ果て、衰弱した様子だったという。
部隊は労働者らを警察署に引き渡した。取り調べによると、労働者らは以前、タイで働いていたが、国境の出入国制限で8月初旬にカンボジアへ帰国。母国では職を得られず、政府の救済措置も無かったため、カンボジア人のガイド3人に1人当たり5000バーツ~6000バーツを支払って密入国したという。
アランヤプラテート特別部隊によると、国境検問所の封鎖が始まった6月17日から9月8日の期間、当局はカンボジア人労働者の不法入国を84件摘発、329人を逮捕した。