タイ下院は23日、老後の資金として15歳以上の国民が購入できる退職金宝くじ(国民貯蓄基金法)の修正法案を、賛成427票、反対1票、棄権3票、無投票4票で可決した。上院は30日以内に法案を審議。早ければ今年第4四半期中に一般向けに販売を開始する。
プラチャーチャート・トゥラキットなどの報道によると、宝くじは毎週金曜日に1枚50バーツで販売。賞金は1等(5人)100万バーツ、2等(1万人)1000バーツ。当選金は購入者のプロンプトペイ口座に入金される。
当選しなかった人の宝くじ購入金は、自動的に貯蓄口座へ入金され、60歳になると全額返金される。国民貯蓄基金からの利子も受け取ることができる。
パオプーム・ロジャナサクン財務副大臣は、富裕層による買い占めを防ぐため、宝くじの購入は1人当たり月3000バーツに制限すると話した。