低気圧に弱まった台風ウィーパーの影響で、タイ北部ナーン県とパヤオ県、チェンライ県では23日、大雨による洪水が発生した。
プラチャーチャート・トゥラキットなどの報道によると、チェンライ県防災局は23日正午、多くの地域で断続的な大雨が降り、洪水や土砂崩れが発生していると報告。正午時点の被災地域は、8群23町114村。約400世帯と学校2校、道路3カ所、一部農地に被害が発生した。
ナーン県では、ナーン川の水位が、県森林事務所前のN1観測所で危険水位の7メートルを超えた。災害防止軽減局(DDPM)は、携帯通信会社のAIS、True、NTと協力し、影響を受けた地域に緊急災害警報セル・ブロードキャストを発令。ナーン川の氾濫の影響を受ける地域の住民に非難を促した。
パヤオ県では、ポン群の大部分が水没。住民らは貴重品を高台へ移し、車を移動させたという。
鉱物資源局は、地滑りの危険を監視し、リアルタイムで警報を発出中。アヌクル政府副報道官は、低気圧の予測進路にある学校を閉鎖する可能性があると話した。
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