タイ政府は14日、子どもや若者の健康と安全を脅かす「大麻グミ」の取り締まりを強化すると明らかにした。大麻は医療目的にのみ使用できると強調。保健省や食品医薬品局(FDA)など関係当局に対し、違法加工大麻製品の集中的な検査と取り締まりを指示した。
プラチャータイなどの報道によると、首相府のサシカーン副報道官は14日、子どもや若者の健康と安全を懸念していると表明。法定基準を超える麻薬抽出物を含む食品・菓子・飲料製品に関与した事業者を逮捕し、罰金を科す権限を持つ保健省職員に、違反行為を発見した場合、警察官に通報するよう指示した。
「大麻グミ」を子どもが摂取すると、心拍数の上昇や吐き気、めまい、幻覚、幻聴などの症状が現れることがある。
許可無く食品に大麻を混入させ、ラベルに表示しなかった事業者は、営業許可書の一時剥奪と3万バーツ以下の罰金または3年以下の懲役、またはその両方が課される。