2歳女児が、誤って大麻入りのグミ10個を食べて入院した。父親は、大麻グミを女児の近くに置き忘れた人物を通報。政府に対し、大麻の厳格規制を求めている。
公共放送PBSなどの報道によると、父親は5日、自身の体験をインターネット上に投稿した。女児は教室で眠気を催し、昼食時間になっても起きなかったため、担任の先生が保護者へ連絡。保護者がすぐに病院へ連れて行った。
医師は当初、症状の原因を特定できなかった。女児の家族は、1日に開催した叔父の誕生日パーティーに原因があると疑い、女児に食べ物を与えたかLINEグループで尋ねた。すると、ある人物が大麻グミを持参し、パーティー会場に置き忘れたと話したという。
女児の家族は医師に情報を伝達。医師は、女児の症状を大麻中毒による意識レベルの急激な変化と判断し、治療を進めた。女児は4日午後に帰宅したが、数時間後に高熱と幻聴・幻覚の症状を訴えて再入院した。
女児の父親は、大麻グミを持ち込んだ人物に対し、5万バーツ超の医療費を支払うよう要求。女児の脳への長期的な影響に懸念を表明した。また、大麻が混入した食品やスナック菓子は子どもにとって深刻な脅威だとして、政府に厳格な規制を求めている。
現在の法律では、適切な許可・表示が無く大麻入りの食品を製造・販売した場合、最高3万バーツの罰金か最高3年の懲役、またはその両方が科される。