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タイ通【 経済 】
投稿日時: 2025-06-16 10:24 2025-06-16 08:24

タグ: [ 輸出 ] [ 物流 ] [ 港湾 ]

レムチャバン港、渋滞で駐車料を7月から値上げ

 輸出業者が混乱に陥る事態だ。タイ東部チョンブリー県のレムチャバン港はこのほど、7月1日から1回当たりの駐車料金を3000~5000バーツ値上げすると発表した。タイ全国荷主協会(TNSC)は12日、輸出業者のコストが年間200億バーツの増加するとして輸出の落ち込みを懸念。政府に是正を要請している。

 マティチョンの報道によると、レムチャバン港周辺の渋滞が深刻化し、トラックのピーク時の待ち時間は、1便当たり約8~20時間まで上昇している。タイ陸上運輸連盟は、同港で渋滞のために駐車するトラックに対し、1往復当たり3時間を越える場合、3000~5000バーツの追加料金を課すと発表した。

 TNSCのタナコーン会長は、過去10年に渡り、同港での渋滞問題に取り組んできたが成果が無く、特定の時間帯ではより深刻化していると述べた。2024年に同港から輸出したコンテナ量955万4673 TEUを元に計算すると、輸出入業者は年間約120~200億バーツのコストが増加する見込みだという。

 タナコーン会長は声明で、「これ程の経済損害は、政府が無視したり民間に丸投げしたりするにはあまりに甚大だ」と述べた。タイの輸出競争力を阻害するだけでなく、物流コストの増加は最終的に、商品やサービスの価格を上昇に繋がり、タイの消費者に転嫁されると指摘。長時間駐車のトラックから排出される粉塵(PM2.5)も、国民の健康に影響するとした。

 同港の混雑は、船舶数の減少や過剰収容、鉄道・道路インフラの未整備、規制手続きの長さ、トラックの列管理の不備など、様々な要因が絡んでいる。TNSCは政府に対し、政策レベルで問題に対処するタスクフォースを設置し、港のインフラ改善に投資するよう求めた。

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