タイのエンターテイメント複合施設承認に向け、当局が草案の検討を進める中、外国資本が投資に関心を寄せている。
マティチョンなどの報道によると、タイのエンターテイメント施設への投資を希望している外国のカジノ・エンターテイメント事業者は6社で、ウィン・リゾーツ・グループとMGMリゾーツ、ハードロック・インターナショナル、ギャラクシー・エンターテインメント・グループ(GEG)、ゲンティン、メルコ・リゾーツ&エンターテインメント・グループ。いずれもシンガポールと香港、マカオなど、多くの国でエンターテイメント複合施設事業への投資実績がある。
各社は、カジノだけでなくショッピングモールやホテル、レストラン、ナイトクラブ、ディスコ、パブ、バー、スポーツスタジアム、ウォーターパーク、遊園地など各種事業に投資するため、各事業でタイ企業との共同投資が必要となる。
6社の中で財務省と交渉を開始しているのは、ウィン・リゾーツとMGMリゾーツ。マカオのカジノ運営会社ギャラクシーも大きな関心を示し、事業候補地としてクローントゥーイ、プーケット、パタヤを予備調査。数千億バーツの投資額を見込み。タイ国内での事務所設立と人員配置を開始する予定だという。