在タイ日本大使館は15日、インターネット上の情報から、バンコクで17日(土)と19日(月)、追悼集会が行われる見込みだと注意喚起している。会場周辺では交通渋滞や交通規制なども行われるため、安易に周辺に近づかないよう呼び掛けている。
海外安全ホームページによると、予定されている集会は以下の通り。
(1)親パレスチナグループによる「ナクバの日」追悼集会
日時:5月17日(土)10時から12時
場所:パトゥムワン交差点(MBK前)
(2)赤シャツグループによる2010年赤シャツ強制排除事件追悼集会
日時:5月19日(月)15時20時
場所:ラチャプラソン交差点(セントラルワールド前)
「ナクバの日」は、1948年のイスラエル建国により、パレスチナ人が強制退去を余儀なくされた「ナクバ(大惨事)」の日。イスラエルが独立した翌日の5月15日を記念日としている。
赤シャツ強制排除事件は、2010年4月10日にバンコクで発生した、タクシン元首相派の反政府デモ団体(赤シャツ)と治安当局の衝突事件。約2000人以上の死傷者を出し、「暗黒の土曜日」とも呼ばれている。