タイの国立がん研究所医療サービス局は25日、国内の新規ガン患者は1日当たり約400件、年間で14万件になると明らかにした。
クルンテープ・トゥラキットなどの報道によると、パタナ・プロムパット保健大臣は25日、バンコクのホテルで開かれた第16回全国がん会議(NCC16)で演説。ガンと闘うため、全部門が「国家がん対策プログラム」に基づき総合的に協力することが必要だと述べた。
医療サービス局のナッタポン局長は、国内のガン発症率の上昇が続き、毎年14万人以上、1日当たり約400人の報告があると明らかにした。報告が多いガン上位5つは、肝ガン・胆管ガン、肺ガン、乳ガン、大腸ガン、子宮ガン。
保健省傘下の食品医薬品局(FDA)と保健サービス支援局、医療サービス局は、国民が高価値治療を受けられるよう、ガン治療の先進医療製品の研究開発を共同で進めている。2026年までに先進医療製品を国内製造し、肺ガン・乳ガン・リンパ腫治療などでの臨床研究を目指す。
NCC16は2年に1度開催。今回は「ガン治療の未来を形作る」をテーマに、11月25日から27日に開かれた。