タイ地理情報・宇宙技術開発機関は1日午前6時、バンコク都の48地区で、大気汚染物質PM2.5(微小粒子状物質)が政府の定める安全基準(1立方メートル当たり37.5マイクログラム)を超過し、「レッドゾーン:健康に害がある」に達したと発表した。
プラチャーチャート・トゥラキットなどの報道によると、全国46県でも大気汚染が深刻化し、5県がレッドゾーン、中部と北部、東北部の41県がオレンジゾーンに達した。
バンコクの48地区ではPM2.5の平均濃度が90マイクログラムを超過。最も濃度が高い順に、ノーンケーム95.6、バーンボーン94.2、バーンケー93.7、タウィーワッタナー93.1、タリンチャン90.4、パーシーチャルーン90.4、バーンクンティアン90.3。
トンブリー区の平均濃度も高く、プラナコーンやバーンラック、サンパンタウォン、パトゥムワンなどの都心部も80マイクログラム以上だった。
世界保健機構(WHO)が推奨するPM2.5の安全基準は、24時間平均値が15マイクログラム以下。