3月27日から4月8日まで開催された第53回ブックフェア・第23回国際ブックフェアは、Z世代を中心に昨年比5%増の約130万人が来場し、盛況のうちに閉幕した。売上げは昨年並みの約4億バーツ。タイ出版社・書籍販売協会(PUBAT)は、地震の影響だとしている。
プラチャーチャート・トゥラキットの報道によると、3月28日のミャンマー大地震の発災で、同日は予定時間より早く営業を終了。翌29日からイベントを再開し、同日は約13万人が来場した。
PUBATのスウィット会長は売上高について、昨年並みの約4億バーツだが、出版社の8割は満足していると述べた。地震や国内外の不安定な経済状況により、購買力が鈍化していると指摘した。
平日(月~金曜日)の1日当たりの平均来場者数は約7~8万人。週末(土・日曜日)は1日平均約13~15万人だった。4月6日には17万人が来場し、1日当たりの来場者数の新記録を更新した。
来場者の年齢層はZ世代(1990年代半ば~2000年代前半生まれ)が最も多く、43.7%を占めた。Y世代(1980年代初頭~1995年生まれ)は36.1%、X世代(1960年代~1970年代生まれ)は19.8%。女性は66%、男性は27%、LGBTQ+は6%、性別不明は1%。
平均購入金額は、600~1000バーツが30.9%、1000~1500バーツが14.7%、3000バーツ以上が12.8%だった。
最も人気の高いジャンルはやはり漫画で、次いで小説、文学、心理学、自己啓発、ハウツー本が続いた。最も来場者数が多いZ世代が、漫画の人気を押し上げているという。