タイサムスン電子は、映像と利便性の需要を満たす新技術を求め、タイの消費者が頻繁にテレビを買い替えているとの調査結果を公表した。最新データでは4年に1回。同社は需要獲得のため、人工知能(AI)を搭載した巨大スクリーンテレビを第2四半期に発売する。
プラチャーチャート・トゥラキットの報道によると、同社映像・音声事業グループディレクターのチャワポット氏は、消費者がテレビをより頻繁に買い替える傾向が高まっていると市場調査で明らかになったと述べた。以前は5~6年間隔だったが、最新調査では4年で買い替える人が多かったという。
買い替え期間が短縮している理由について、慣れるとテレビ画面を小さく感じてより大きな画面のテレビを欲しくなることや、アプリがサポート対象外になったこと、AIなど新機能の付加価値を求めていることの3点を挙げた。
同社は、テレビの買い替え需要に応えるため、2025年第2四半期からAIを搭載した新型テレビを発売する。映像を8Kにアップグレードし、ユーザーの好みに合わせてコンテンツの映像を自動調整。
子どもやペットの泣き声や吠える声を内蔵センサーで分析し、栄養情報を含む料理レシピをテレビ画面や携帯電話に通知するなどのペット・育児ケア機能も搭載している。
今年の新ラインナップは、フラグシップ型のNeo QLED 8K QN990F(13万9990バーツ)。手頃な価格の新型OLEDシリーズは4万4990バーツから。AIシステムを導入したQLEDシリーズは1万3990バーツから。