総合エネルギーサービスのNS-OGエネルギー・ソリューション・タイランド(NSET)は、親会社の大阪ガス(OG)のタイ連結子会社、大阪ガス・タイランド(OGT)の全株式を取得し、5月30日に連結子会社化した。
NESTは、日鉄エンジニアリング(NSE、東京都品川区)と、OGの100%子会社である大阪ガス・シンガポール(OGS)が共同出資するエネルギー供給会社。タイ国内で日系の大規模工場向けに、天然ガスやバイオマス燃料を使用したコージェネレーション設備による電気・熱を供給する、オンサイトエネルギー供給事業を展開。
一方、OGTは、天然ガス導管が整備されていないエリアで、重油・LPG(液化石油ガス)を使用している工場向けに、ガス導管延伸による天然ガス燃料への転換や、ガス導管の延伸が見込めない地域では圧縮天然ガス・LNGへの燃料転換を推進している。
NESTは、OGSが保有していたOGT株の全株を取得。OGSの持ち株比率は49%だった。NESTはOGSの連結子会社化により、タイ国内でのエネルギーサービス事業の効率化と強化を図り、事業拡大を目指す。