14日にバンコクの商業施設Mスフィアで予定されていた、中国スマートフォンブランド「OPPO」の新型機「OPPO Reno 13 Series 5G」の発表会が急遽中止となった。OPPOのスマートフォンに、初期設定から違法融資アプリがインストールされていたことが発覚した問題が影響したと見られる。
プラチャーチャート・トゥラキットなどの報道によると、発表会の開始時間の数時間前、参加予定だった芸能人やプレゼンターの予定がキャンセルとなり、記者へも中止の通知が届いた。
違法アプリの発覚で、タイのスマートフォン市場の勢力図が入れ替わる可能性もある。スタットカウンターの統計によると、2024年のOPPOのタイ市場シェア率は13.5%で、サムスンの21.6%に次ぎ2位。
OPPOの親会社であるBBK エレクトロニクス傘下のスマホブランドは、「Realme」(シェア率4.7%)と「Vivo」(シェア率10.7%)もある。違法アプリへの恐怖から、タイ人の中国スマートフォン離れが進む可能性もある。