タイのペートンターン・シナワット首相は4日、米半導体メーカーNVIDIAのジェンスン・フアン社長と会談し、タイにおける人工知能(AI)インフラの共同開発や具体的な協力を進めることで合意した。
プラチャーチャート・トゥラキットの報道によると、両者はAI技術の重要性を確認。AIは国の競争力と安全を強化すると共に、イノベーションを推進して雇用を創出するもので、不可欠だと意見交換した。NVIDIAは世界クラスのAIインフラを開発し、タイのAIイニシアチブを支援するため、タイ政府と協力する用意があると表明した。
フアン氏はタイのAI技術の発展に向け、タイの新興企業約50社と40の大学に支援や協力を提供する。またAI分野の人材育成のため、NVIDIAは協力の機会を模索する用意があると述べた。
またジラユ・ファンサップ首相府報道官は、デジタル経済社会省(DE)とNVIDIAが、将来の技術協力に関する覚書に調印したと述べた。