タイ工業省工業経済局(OIE)の発表によると、9月の製造業生産指数(MPI、基準年2016年=100)は、自動車産業と建設業の不振により、前年同月比3.5%減の92.4ポイントだった。OIEは、米国大統領選挙の結果が、今年の最終四半期に新たな試練をもたらす可能性があるとしている。
バンコク・ポストの報道によると、9月の不振の影響で、第3四半期のMPIは前年同期比1.2%減の94.7ポイント。設備稼働率は58.2%。
OIEのパサコーン・チャイラット事務局長代理は、9月MPIの低下の要因として、国内経済の減速や消費者の購買力低下、高水準にある家計債務の影響だと説明。国内の自動車生産は、金融機関の自動車ローン審査の厳格化により引き続き減少しており、14カ月連続で低下したと述べた。