タイ商工会議所大学(UTCC)ビジネス経済予測センター(CEBF)の10日発表によると、8月の消費者信頼感指数(Consumer Confidence Index:CCI、100以上が好感)は1ポイント減の55.3で、7カ月連続で減少した。
MGRオンラインの報道によると、現在の景況感は1.4ポイント減の39.0、6カ月後の景況感は1.2ポイント減の63.1。全体経済は48.8(1.4ポイント減)、雇用は52.7(1.2ポイント減)、6カ月後の所得は64.4(1.2ポイント減)と全項目で減少した。
同センターのタナワット会長は、消費者はタイ経済の回復が遅れていると不安に感じ、北部や東北部の深刻な洪水被害に対する懸念も高まっていると説明。政府による社会的弱者への1万バーツ支給後も、すぐに経済が回復するという確信を失ったと指摘した。
エネルギー価格の高騰や不透明な世界経済、中東の紛争、ロシアとウクライナの紛争の長期化も影響したと述べた。