第29回全国ブックフェアが20日に終了し、10日間の開催期間中に140万人が来場した。収益は前年比15%増の4億3800万バーツに達した。
クルンテープ・トゥラキットなどの報道によると、主催のタイ書籍印刷・出版協会(PUBAT)は、19日の来場者が23万6686人だったと報告。1日の来場者として過去最高の16万2135人を更新し、コロナ渦以後、最多の収益を生んだという。
来場者は女性が63.78%、男性が26.91%、LGBTQ+が6.90%、その他2.41%。年齢別では12~35歳が69%(前年比20%増)、23~28歳が23%。
最も売上高の高いシャンルは漫画で、売上げ全体の40%を占めた。次いで小説(30%)、心理学・癒し(20%)、その他(10%)と続いた。
同協会のスウィット会長は、ブックフェア成功の要因を3つ挙げ、「来世まで読書しよう」という珍しいテーマと、ソーシャルメディアの活用、書籍カバーの改良など読者のニーズに出版社が応えたことが重要な役割を果たしたと述べた。
また同協会は次回のブックフェアに向け、会場面積を2万平方メートルから2万5000平方メートルへ拡張することを検討。会場の拡大でより多くの出版社がブースを出展し、取り扱う書籍が増えるという。